今回取材させていただいたのは、パラリンアートアーティストとして活動する、四太クルスさん。
彼のアートはどのように作られているのかを聞いてみました。
いつもどんな場所で絵を描くのか
自宅が多いですね。
ひとつの作品にかかる所要時間
クレヨン画の場合、1時間で描き終えるときもありますし、2~3時間で描き終える事もあります。
絵の具を使用した場合、2~3日掛かる事もあります。
絵を描くきっかけ
小さい頃から絵を描く事が好きでした。
28歳で統合失調症を発症し、入院していた病院で絵画療法を行っていたことがきっかけでした。
クレヨンや画用紙をおもむろに手に取って描き出してみたら、
今までとは異なる何か新しい感覚に襲われ、絵を描く事に夢中になりました。
描いている時、周りにいた人達が自分の所へ集まってきた様子を見て、とても楽しい感覚を覚えました。
どんな気持ちで絵を描くのか
絵のインスピレーションが湧いた時の感情を思い浮かべながら描いています。
思い入れのある作品の時はその時の記憶や情景を思い出し、
想いが溢れ出して涙しながら描いていた時もありました。
ここが他の人とは違う!など、こだわりはありますか?
主にクレヨンやアクリル絵の具を使用しています。
用紙も画用紙だけではなく新聞をちぎって重ねたり、様々な用紙を使っています。
こだわりというこだわりは特に無いですが、
インスピレーションが湧いた時にすぐ描ける様に常にメモ帳を携帯しています。
寝るときも枕元に置いています。
そして、その時に思い浮かんだものに対して、いかに忠実に描けるかを心掛けています。
あなたにとってアートとは?
新たな仲間など、人との繋がりを作るきっかけです。
絵を描くモードに入っている時は、生活の中で何よりも絵を描く事が最優先になります。
趣味のような、旅や音楽、写真など、好きなものの中の一つがアートです。
インタビューを通じて、生活のなかに「アート」が溶け込んでいる様子が伝わってきました。