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  • 2020年9月28日

【SDGsな人々#15】トレーナー×利用者×ジムオーナーをつないで新しい日本の健康文化を!「THE PERSON」を展開するstadiums株式会社

THE PERSON」は、トレーナーとジムの空き時間をマッチングするプラットフォームです。トレーナーとジムのマッチングだけではなく、個人の方が簡単にパーソナルトレーニングを申し込むこともできます。

「かかりつけ医のように、『かかりつけトレーナー』がいる世の中になれば、もっと健康寿命は伸びると思うんです」と仰るのは代表の大石さん。日本人のヘルスケアを新しいサービスで支える、stadiums株式会社のお二人にお話を伺いました。

持続可能な形でパーソナルトレーナーが活躍できる仕組みづくり

代表の大石裕明さん

———「パーソナルトレーナーとジムと利用者のマッチング」というのは、今までにないサービスですよね。事業を立ち上げたきっかけを教えてください。

現在、私たちの寿命と健康寿命の間には10歳ほどの差があります。人生の最後に10年間も病気で辛い思いをするのは、あまり幸せなことではありませんよね。

日本人は「病気になったら病院に行く。治ったらそこで終わり」という方が大多数です。残念ながら病気が治った後、健康維持のために運動をするという習慣を持っている人はほとんどいません。

私たちは、なるべく長く健康でいるためには、若いうちから運動習慣をつけることが大切だと考えています。そのため、継続的な運動という、新しい健康文化を作っていかなければならないと思いました。

事業立ち上げについて考えているときに、佐保豊さんというトレーナーと出会いました。佐保さんは、スポーツトレーナーとして多くのスポーツ選手に関わってこられた方です。

佐保さんは、トレーニングの重要性と共に、パーソナルトレーナーが活躍するプラットフォームを整備する重要性も感じていらっしゃいました。

パーソナルトレーニングはすごく価値が高いんです。ですが現状では値段が高く、利用者が気軽に利用するのが難しいという課題があります。

さらに、トレーナーはフィットネスジムに業務委託で入っているケースが多いのですが、彼らは利用料や手数料をジムに払わないといけません。独立しようにも、個人事業なので費用や保証などの壁があります。

これらの問題をクリアし、持続可能な形でパーソナルトレーナーさんが活動していくことが出来れば、私たちの考える日本人のヘルスケアにも役立つのではないかと思いました。

その結果、トレーナーとジムの空き時間をマッチングするというサービスを始めることにしたのです。

フリーのトレーナーの活動が健康文化の裾野を広げる

広報担当の藤井 翔太さん

———自分たちでジムを持つのではなく、マッチングという新しい形でフィットネス業界に入ろうと思ったのはなぜでしょうか?

パーソナルトレーニングをより身近なものとして利用してもらうためです。現在ほとんどの利用者さんが、自宅や職場近くの場所を利用されています。通いやすい場所じゃないと続かないんですよね。

さらに、「THE PERSON」ではいろいろなジムの店舗を利用することができます。

トレーニングメニューによっては、「今日は有酸素運動をしましょう」「今日は負荷をかけたトレーニングをしましょう」とその日の内容に合わせた設備の店舗を選択することができます。また、高齢の方には階段がなく、ヨガマットなどが常備されている店舗を選ぶなども可能です。

私たちが自分たちで店舗を持ち、トレーナーを抱えて安価でトレーニングを提供することももちろん可能でした。

ですが、病院以外の健康づくりのパートナーとして、パーソナルトレーナーはこれから重要な存在になっていくのではと感じています。

場所を選ばず健康文化の裾野を広げるためにはフリーのトレーナーさんの活躍が必要だと思ったので、今のマッチングという形を選びました。

健常者から障がい者まで、全ての人を網羅するのが健康を維持する社会の課題

———ご自身もサッカーをずっと続けていたようですが、運動やヘルスケアをお仕事にされようと思ったのはスポーツを続けていたからですか?

サッカーはずっと好きで、高校の時にインターハイで全国大会にも出場しました。貴重な体験をさせて頂いたと思っています。なので、スポーツにずっと関わっていきたいという思いはありました。

それから私は、3歳年上の兄を小学校の時に亡くしています。

兄には髄膜炎の影響で、後天性の重度の障がいがありました。ほとんど動くことはできませんでしたが、話しかけたら笑顔を見せてくれていました。

寝たきりの影響で動けなくて固まってしまった体を、リハビリしに病院へいく時はいつもついていき、病院の先生が伸ばしてくれたり、痛がる本人をケアしながら両親が伸ばしているところを側で見ていたのをよく覚えております。

私が健康領域に興味をもったのは、その時の体験が大きく影響していると思っています。

健常者から障がい者まで、全ての人を網羅するのが、健康を持続する社会の課題です。

 

私たちのサービスでマッチングする個人のジムスペースは、マンションの上階だったりアクセスしづらい場所にあったりすることが多く、高齢者の方や障がいがある方でも利用しやすいようにこれから改善していく必要性を感じています。

トレーナーさんにも特殊な能力が必要になってくるので、セミナーなどをしてそういったスキルを持った人を育てていくのも重要です。

私たちが出来るアプローチ方法で、健康への課題を解決したいと考えています。

事業を通して日本の健康課題へ取り組む

———どんな社会課題の解決へ向けて取り組んでおられるのでしょうか?

これから超高齢化社会を迎える中で、地域ぐるみでの健康への取り組みが大切になってくると思います。

普段ジムに行かないような方たちにも、地域の公園や施設などのスペースを使い、その地域のトレーナーを巻き込んでアプローチできたらいいなと考えています。そこでトレーナーとの信頼関係が生まれれば、取り組みを継続することができるんじゃないかと思っています。

まずはそうやって草の根運動から初めて、継続できるようになるまでが私たちの仕事かなと思っています。一人でも多くの人が健康づくりの意識を持ってくれたらいいなと思いますね。

今、1対1のトレーニングではなくて、1対3や4の形で利用される方が増えています。

パーソナルトレーニングというのは非常に価値が高く、トレーニングを受けると目に見えて体が変わってきます。ですが、実際そこまで体が変わるという想像がなかなか付きませんよね。

よほどモチベーションが高い人でなければ、いきなり高額をパーソナルトレーニングに投資することはできません。

ですが、友達が紹介してくれるとなると話は別です。実際に変化を体験した人が、また友達を誘ってくれるのです。利用者が数人いれば金額的にも利用しやすくなりますし、人間、友達と一緒ならトレーニングもがんばれるんですよ。

そうやって、最近は口コミで広がり、体験してくださる方も増えてきました。非常に嬉しいことですね。

———お話を伺っていると、健康や運動に関する社会課題やニーズを解決したいという思いが強くおありなんだなと感じました。

悩みや課題を解決するのがサービスのあり方だと思うし、今ある課題が解決しないことには利益や売上はついてこないと思います。

なので課題をちゃんと見つけて、それらに一つずつ向き合い、解決するアプローチをしっかり構築していきたい。そしてそれを続けることで健康を達成する社会になり得るのか、問い続けたい。

私たちはこの2点を常に考えて活動しています。

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