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  • 社会
  • SDGs
  • 2020年9月3日

日本発のグルーバル企業、ユニクロが取り組む社会課題の解決とSDGs

ユニクロは日本を代表するファッション企業の一つであり、読者の皆さんもこれまでに一度はユニクロの衣類を手に取った経験があるのではないでしょうか。

ユニクロは、国内に800以上の店舗を構えており、便利に買い物が出来るだけではなく、トレンドを意識した新商品をシーズン毎に発表するなど、私たち生活者の衣服に関する様々なニーズを満たし、楽しませてくれています。

今回はそんなユニクロが社会課題の解決へ向けて取り組んでいる内容を、SDGsと絡めながらご紹介していきます。

ユニクロが行っている社会課題解決へ向けた主な取り組み一覧

ユニクロのHPを見てみると、国際社会や地域社会で問題となっている社会課題へどのように貢献しているか、紹介しているページがありました。ユニクロが行っている社会貢献活動はその数なんと、30以上もあります。衣料支援から災害支援までかなり幅広く貢献していることがわかります。(引用:https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/sustainability/community/

これらの活動の中から、注目の活動を3つご紹介いたします。

注目したい取り組み①:LGBTQ+など多様性を尊重し、誰もが働きやすい環境づくり

LGBTQ+とは、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー・クエスチョニング(もしくはクィア)を指しており、それぞれの頭文字を取っています。(※「Q」は、「クエスチョニング」と「クィア」という2つの言葉を指しています。)

ユニクロでは、同性パートナーがいる場合、パートナーシップ登録を行うことで慶弔休暇や慶弔見舞金などの福利厚生を受けることが可能となる「パートナーシップ登録制度」を導入しています。また、LGBTQ+に関する理解を深めるための研修や啓発活動も実施しています。

(引用元:https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/sustainability/people/diversity/lgbtq/

近年、LGBTQ+などの性的少数者を始めとする個々の多様性を認め、社内制度を拡充するなど皆が働きやすい職場環境を整備する大手企業が増えてきているのを実感しています。マイノリティの人たちにも働きやすい環境を作り、多彩な才能を発揮してもらうことで、企業の価値と競争力を高めていこうという目的が背景にあるようですね。

注目したい取り組み②:全商品リサイクル活動

お客様のもとで不要になった服を最大限に活かすことも、ユニクロの大事な使命です。ユニクロでは、ユニクロ・ジーユー店舗で回収した服をリユースとして活用し、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や世界各地のNGONPOとともに、難民キャンプや被災地への緊急災害支援など、世界中の服を必要としている人たちに届けています。そして、リユースしない服は燃料やリサイクル素材として活用することで、服のチカラを活かしきる取り組みを進めています。(引用:https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/sustainability/recycle/

ユニクロ・ジーユーで購入した服なら基本どんな服でも店舗で回収し、リユース・リデュースしています。服は消耗品です。長く愛用していると劣化は避けられません。

もう着られなくなってしまった服を捨ててしまうとゴミになってしまいますが、ユニクロ・ジーユーの店舗に持って行くことで着られなくなった衣類は再利用され、新たな命を吹き込まれるのです。誰かが使わなくなったものを再利用することで、必要以上に地球の資源を使うことなくサスティナブルな社会が可能となります。

ユニクロやジーユーのように、多くの方が利用するブランドがリサイクルに取り組み、社会にポジティブな影響を与えるのは良いですね。

注目したい取り組み③:次世代教育プログラム「出張授業の実施」

届けよう、服のチカラプロジェクト」は、子どもたちが主体となって、着なくなった子ども服を回収し、難民の方々など世界中で服を本当に必要としている人々に届ける活動です。活動の前には、ユニクロ・ジーユーの従業員が講師となって、難民問題や服の役割について出張授業を行います。実際の衣料支援活動に結びついた、ユニクロ・ジーユーならではの次世代教育プログラムです。(引用元:https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/sustainability/youth/school/

さきほど全商品リサイクル活動を紹介しましたが、子ども服においては、子どもたちが主体となって子ども服の回収と難民の方々に届ける活動をしています。活動前には出張授業を行うなど、単なるリサイクル活動に終わらず、「教育」に繋げるのがユニクロ・ジーユーならでは取り組みです。

また服のチカラプロジェクトだけはなく、小・中・高校生へ向けた職場体験も積極的に実施しています。これまでに2,500名以上の学生がユニクロ・ジーユーで接客や売り場作りなどの職場体験を行いました。ユニクロ・ジーユーが行う職場体験は社会に出る前の学生にとって、働く上で必要なモラル・マナーやコミュニケーションスキルの習得のきっかけとなっています。

小・中・高校生へ向けた職場体験の詳細はこちら

ユニクロのサスティナブルはグローバルと次世代育成がキーワード

ユニクロ・ジーユーは日本国内だけでなく海外にも積極的に出店しており、全世界の店舗でサスティナビリティな社会に向けて出来ることに取り組んでいます。

また、サスティナビリティな社会を構築すると同時に未来を担う子どもたちへの教育にも力を入れています。ユニクロ・ジーユーはファッションの領域に止まらず、広い視野で未来を見据えた取り組みをしており、まさしく「サスティナビリティな活動をしている企業」と言うことが出来るでしょう。

ユニクロはHPで取り組みの実績をかなり詳細に公表しています。様々な企業様にとって、SDGsやサスティナビリティの取り組みの発表の仕方、PRや表現の仕方の参考にもなることと思います。

ユニクロを着てサスティナブルな活動に参加しよう!

ユニクロ・ジーユーは個人でも気軽に参加できるサスティナブルな取り組みを行っています。例えば、家に眠っているユニクロの服を店舗に持ち込んでリサイクルに貢献するも良し。ヒートテック商品を着て、暖房の温度を少し下げるでも良し・・・。それだけでもエネルギーの節約や資源の無駄遣い防止につながります。

ユニクロを着る+サスティナブル社会への意識をもって行動する=使う責任を考えることに繋がり、あなたも地球に優しい活動に参加していると言えます。さあ、明日から、いや今日から小さなアクションを起こしてみませんか?

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