皆さんこんにちは!この記事はパラリンアート村山が不定期でお届けする会社訪問企画です。
突然ですが皆さん、日本全体で1年間に廃棄される食品の量ってどれくらいかご存じでしょうか??
その量はなんと、、、、612万トンにもなるそうです。。
国民1人あたりに換算すると、お茶碗1杯分のご飯を毎日捨てているのと同じ計算になるとのこと、、、もったいない、、、
第6回目の今回は、そんな日本のフードロス削減を目指し、
ショッピングサイト「KURADASHI」を運営されているクラダシさんにお邪魔しました!
SDGsネイティブ世代の事業開発兼マーケティング担当、溝口さんにクラダシの取り組みはもちろん、社会課題解決への想いなどをインタビューしていきたいと思います。インタビューの最後には「溝口さんが選ぶ、KURADASHIおすすめ商品3選」の発表もありますので、是非最後までご覧ください!!(いいね!ボタンもよろしくお願いいたします。)
フードロス削減しながら商品を安く購入でき、社会貢献にも繋がるKURADASHI
KURADASHIは、フードロス削減への賛同メーカーより協賛価格で提供を受けた商品を最大97%OFFで
お客様へ販売し、売り上げの1~5%を社会貢献活動団体へと寄付する日本初・最大級の社会貢献型ショッピングサイトです。
環境保護や動物保護の団体、KURADASHI基金など、様々な社会貢献団体を支援しています。
https://www.kuradashi.jp/
※パラリンアートも支援先の一つです!!
メーカーさんがKURADASHIに出品する背景
取材を受けていただいたクラダシの溝口さん
村山:本日はよろしくお願いいたします!
溝口:よろしくお願いいたします!
村山:早速なのですが、まずオフィス入ってパッと目に入るのがこの商品棚!!すごいインパクトですね!
通路の反対側にも同じ大きさの棚に所狭しと商品が並んでました!
溝口:ご来社いただく方に、こんな新品の商品もロスになってしまうんだというのを知ってもらいたいというのが狙いで。会話のきっかけにもなります!
村山:僕も棚見た瞬間思わず聞いてしまいました(笑)
溝口:はい(笑)
食品関連事業者の方だけではなくて、自治体の方や寄付先団体の方にもご来社いただく機会が多いんですが、棚を見て皆さん同様にびっくりされること多くて。
そんな所から、ひとつひとつフードロスの問題だったり、「こんな商品がロスになってしまっているんだよ」ってことを少しずつ広げてお伝えしていくきっかけにもなってます。
村山:びっくりしました!通常販売されている人気商品もあって、なんでだろう?って。
溝口:はい、人気な商品であっても、3分の1ルール*という日本の商慣習や、パッケージに少しでもヘコみや傷があると販売できなくなってしまう几帳面さ、季節ごとに頻繁に入れ替わるパッケージなどが原因で、どうしてもロスが生まれてしまうんですよね。*3分の1ルール…商品の賞味期限が残り3分の1になる前に小売店舗に納品する慣例
村山:難しいところですよね、、、
そういった商品を安く買えるので、僕もKURADASHIさんのサイト見て、購入もしてますが、利益あるのかな?ってくらい安い商品ありますよね??
溝口:ご利用ありがとうございます(笑)
基本的には事業者様の売上に少しでも繋がるように買い取りをさせていただいておりますが、たとえ利益が少なかったとしても、事業者様が元々廃棄するのにかけていたコストを圧縮できるという点でメリットを感じていただくことが多いです。
村山:出品するメーカーさんにとっても、商品を買う会員さんにとってもメリットありますし、さらに社会貢献団体にも寄付されていて、、ほんといい仕組みですよね。
出品者、会員さんともに増加しているんですか??
溝口:ここ1年、すごい勢いで増えてきています。
新型コロナウィルスの影響で、飲食店さんはもちろん、そこに卸している製造メーカーさんで深刻な在庫化が起きてしまっているという状況で、出品のご相談をいただくケースが増えています。
消費者の皆さまもフードロス問題が顕在化しメディアやSNSで取り上げられる機会が増えたことで、自分も何か取り組みたい・貢献したいと考える方がどんどん多くなっています。
また、ステイホームの関係もあって、オンラインで食品を買うことが浸透したことも、KURADASHIの会員数増加に繋がっていると考えています。
村山:SDGsも大手企業さんが発信しているイメージだったんですけど、徐々に一般の方にも浸透してきた感じもしていて、それも後押ししているんですかね。
溝口:そうですよね。特に若い世代の方なんかはすごくSDGsや社会貢献活動に興味関心が高くて。今の学生の方々は義務教育の時からSDGsを学んでいたりするので、そこに対する課題意識の強さは感じます。
購入者の気持ち・購入動機
村山:会員さんはどんな世代が多いんですか??
溝口:30代から50代の主婦の方がメインです。
主婦の皆さんがKURADASHIを利用するきっかけとして、「いつも買っている商品がこんなにお得に買える」という理由でKURADASHIを利用し始める方が多いのですが、
お買い物を重ねる中で、マイページ上で自分の買い物がどれだけ社会貢献に繋がっているかが分かる「社会貢献度」や「支援総額」を見て、最初はそこまで社会貢献に興味を持っていなかった会員の方もお得だからという理由だけでなく、社会貢献をしたいという意思をもってKURADASHIをご利用いただけるようになったりしています。
村山:せっかくなら社会貢献につながるものを買おう、という。
溝口:そうですそうです!そのあたりはKURADASHIが会員の方にお届けできる価値といいますか、KURADASHIを通じて少しつずつでも社会貢献の輪が広がるのを実感すると嬉しいですよね。
実際のマイページ(2021年6月現在)
村山:この画面かわいらしいですよね。おにぎり埋まっていく感じが。
溝口:ありがとうございます(笑)
村山:まだおにぎり3個とかなんで増やしたい気持ちになりますよね(笑)
KURADASHIで販売しているものに、有名な高級肉なんかもあって、お祝いの時なんかいいなって思います。
溝口:コロナ禍なので今は中々ホームパーティーはできないですが、以前社会課題解決プロジェクトチームの「キャンパスラボ」とコラボして「大学生がKURADASHIのフードロス商品を使ってホームパーティーをする」という企画をやらせていただいたのですが、参加してくれた皆さんもフードロスについて考えるきっかけになってくれたみたいでした。学生の方にもどんどんKURADASHIを活用いただけるようにしていきたいです。
村山:その様子を紹介しているページ拝見しましたけど、みんな楽しそうにアレンジレシピとか作ってて。
楽しみながらその先に学びがある感じでしたね!
▼キャンパスラボとのコラボ企画ページ
https://www.kuradashi.jp/lp/campuslab-campaign/
「学生にきっかけをつくる」ことがテーマ
村山:溝口さんはKURADASHIではどんなことを担当されているんですか?
溝口:事業開発部とマーケティング部の両方を担当しています。
事業開発部としては、日本全国の自治体と連携し日本全体のフードロス削減を推進する取り組みを行い、地域のフードロス削減だけでなく、地方創生や関係人口増加といった文脈でも自治体と連携しています。
その一つが、KURADASHI基金を活用した社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」という活動で、私自身はその運営企画を行っております。
▼KURADASHI基金・クラダシチャレンジの取り組みについて
https://www.kuradashi.jp/fund
マーケティング部ではロスになってしまう商品と会員の方のマッチングを最大化するために、戦略策定やプロダクト改善に取り組んでいます。
KURADASHIの魅力はやはり、お得で楽しい買い物が、フードロス削減やその先の社会貢献活動につながることです。
通常のネットでのお買い物を越えた、意義のある体験をどうしたらより多くの方にお届けできるのか、KURADASHIを好きになって沢山使ってもらえるかを考えながら思考錯誤を繰り返しています。
村山:すごいですね!僕が溝口さんと同じ年くらいのときなんて、仕事中、次の休日のことしか考えてなかったですよ(笑)
ちなみにクラダシに入社したきっかけってなんですか?
溝口:実は最初はフードロスではなくて、学生の学びの機会や選択肢を増やしたいという想いがきっかけとなっています。先ほど出てきた社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」の活動にすごい共感しまして。
社会課題を含め、色々なことに興味がある学生さんが多いと思うのですが、なかなか自分自身でその課題を直接目にする機会や経験を得られなかったりするので、企業としてその機会をつくり、学生自身が自分の将来のことだったり社会のことを考えるきっかけを少しでも増やせればいいなと。クラダシチャレンジの活動を広げて、日本全国の学生さんに学びのきっかけを届けたいなという思いで入社しました。
村山:頭があがりません、、
クラダシチャレンジは、人手不足で収穫できない農家に学生をインターンシップとして送ることで、一次産品の未収穫廃棄品を削減することが目的というこということですが、現地に行き実際に触れることで、地方の少子高齢化や過疎化、農業の担い手不足という問題を身をもって経験できますもんね。溝口さん自身は行ったことありますか?
溝口:クラダシチャレンジを実施するにあたり高知県の北川村にお伺いしたことがあります。
そこで、少子高齢化や人口減少の状況、広大なゆず農園をご高齢の農家の方が一人で全て収穫しなければいけないという状況を目の当たりにし、個人的にも衝撃を受けました。
そういった課題をより多くの学生に実際に目で見て、自分にできることを考えてもらいたいという思いが強くなりました。
あと、クラダシチャレンジを通じて学生の方が訪れると、地域の方がすごく喜んでくれるんですよね。
学生が地域の特産品や自然、人の温かさに感動している様子を見て、現地の人が自分の地域をより好きになったり、普段は気づけない魅力を再発見できたり、そういった副次的な効果もこの活動で感じているので、もっと日本全国の地域に広めていきたいです。
村山:クラダシチャレンジを経験した学生たちが、将来農業や社会貢献に関わるお仕事に就いたら素敵ですね!
溝口:そうですね!行ってくださった学生たちが本当にいろいろ考えて吸収して帰ってきているのを感じるとすごく嬉しくなりますよね。
それこそこちらが想定していた以上に、地域の課題を解決するにはどうしたらいいかのアイデアを伝えてくれたり、他にも、クラダシチャレンジに行ったことがきっかけでこういう授業を受けるようになりましたという報告とか、スーパーに行ったときにその地域の商品があるとつい買っちゃいますとか、行く前後での変化が明確に感じられる学生さんが多くて、そういう時はすごく嬉しいです。
村山:それは嬉しいですよね!ちなみに学生の学びの機会に関心を持ったきっかけってあるんですか?
溝口:前職で学生のインターンや就活サイトのマーケティングをやっていたんですが、就職後にミスマッチが起こるケースが非常に多かったんですね。実際に周りの友達でも仕事にやりがいを感じられない人がいたりして。
なんでそうなってしまうかを考えた時に、そもそも学生の時に自分が何をしたいかわからないまま、仕事を決めてしまうからなのかと。結局自分が何をしたいかって、いろいろなことを経験していないとわからないと思うんです。
人ってやっぱり自分が経験した、知っていることの中からしか選択できないと思っているので。
学生のうちに沢山のことを経験したり、色々なことを考える学びの機会を少しでも作って、学生が、自分のやりたいことを見つけるきっかけづくりがしたいと考えるようになりました。
村山:溝口さんが立派すぎて語彙力追い付きません(笑)
溝口さんがKURADASHIを通じて達成したいこと、想いってなんですか??
溝口:個人的に自分の中で大切にしているテーマは「きっかけをつくる」ということなんですけど、KURADASHIを通じてより多くの人が社会課題について考えるきっかけをどんどん増やしていけたらいいなと思っています。その中で少しずつひとりひとりの行動が変わって、日本全体や、もっと広い範囲で良い変化が起こっていくことが達成したいことではあります。
いまKURADASHIはフードロス削減に注力しているのですが、それこそ教育の不平等であったり、少子高齢化であったり、フードロス以外の様々な社会課題に対して少しずつでも貢献していければという思いはあります。
村山:「きっかけをつくる」って大事ですよね。ひとりひとりがより社会課題に目を向けることが、社会課題解決につながったり、SDGs達成への貢献につながっていったりしますよね!
KURADASHIさんのサービスってまさに、日常のお買い物からそういったきっかけが生まれるので、たくさんの人に知ってもらいたいなって思います。
溝口さんが選ぶKURADASHIおすすめ商品3選
村山:では最後に、溝口さんが選ぶおすすめ商品を3つ教えてもらえますか??
溝口:日々商品が入れ替わるので、この記事公開される頃の3選をあげますね!
村山:はい!では、選んだ理由を1言添えて発表お願いします!
第3位:「薩摩地鶏 3羽セット(モモ、ムネ、ササミ)」約1kg×3袋
https://www.kuradashi.jp/products/detail/63076
溝口:この鶏のタタキがすごく美味しくて…にんにくとお醤油の組み合わせで食べるのがたまりません!
第2位:リンツ「センセーションフルーツ ブルーベリー&アサイー」10個
https://www.kuradashi.jp/products/detail/63025
溝口:大人気のリンツのチョコ。すぐに売り切れてしまうのですが、私も定期的にチェックしています。
第1位:銚子産 「しめさば(中サイズ)」10パック【クール便・冷凍】
https://www.kuradashi.jp/products/detail/63194
溝口:クラダシのメンバー内でも大人気の商品!脂がしっかりのっていて、旨味がすごいです..!絶品!
村山:どれも美味しそう!個人的に薩摩地鶏がものすごく気になります!
今日は素敵なお話をたくさん聞けました。パラリンアートの活動も障がい者の社会参加や成功体験の「きっかけ」を作るところが根幹なので、改めて大切にしていこうと思いました。
同じ社会貢献型事業として、どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました!
溝口:ありがとうございました!
村山のオススメはプロテインです‼(撮影の時のみマスクを外しております)