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  • 2020年4月30日

街全体を盛りあげるアトレ吉祥寺店の地域を大切にした協奏プロジェクト ~SDGsへの取組み事例~

吉祥寺のサスティナブルな街づくりを行う「ハニカムプロジェクト」と月1回開催される「コミュニティスタンド」、産学共同プロジェクトの「アトレのはたけ×成蹊大学とのコラボ企画」「赤い椅子プロジェクト」への協力、「吉傘」など、吉祥寺アトレはこれまでに地域を巻き込んだ数々の取組みを実現してきました。

今回はこれらの取組みを実現してきた株式会社アトレの川村和生様、高梨将克様、倉澤俊哉様、原幸弘様に、取り組みに至った経緯や活動への熱い思い、大変さなどについてお話を伺いました。

各活動の紹介

・ハニカムプロジェクト

養蜂=ミツバチから得られるはちみつを通じて生まれるハニーコミュニティ。「自然と共生する街づくりにより生物多様性に貢献する」をビジョンに、吉祥寺産のはちみつを収穫し販売する地産地消活動や様々な啓蒙活動を行う。20193月からはハニカムプロジェクトのビジョンを踏襲したコミュニティマーケットを開催するなど吉祥寺で持続的可能な街づくりに取り組んでいます。
HP
https://communitystand.tokyo/

・アトレ×成蹊大学とのコラボ企画

アトレ吉祥寺と成蹊大学小田ゼミの連携したプロジェクト。土浦にあるアトレのはたけでとれた農作物や地元のブルーベリーを使って、大学生向け職業体験を過去に2回実施。収穫~商品企画~販売までの一連の流れを授業の中で実践しています。

関連記事:経済学部小田ゼミが、「アトレのはたけ」で収穫したじゃがいものケーキを考案、吉祥寺駅フェスタで販売します

・赤い椅子

©︎赤い椅子プロジェクト

「休憩場所をつくる」「人のつながりをつくる」「ものを大切にする心をつくる」を理念に、街の人が使用していた椅子を集め、赤く塗装し、賛同いただいた店舗などに設置するプロジェクト。

*アトレ吉祥寺もこのプロジェクトに協力しました
 HPhttps://akaiisu.red/

・吉傘

(引用:https://www.atre.co.jp/store/kichijoji/news/57241)

雨の日の吉祥寺を“傘でつなぐ“をコンセプトに、不用ビニール傘を再利用し、来街者に無料で貸出する吉祥寺のレンタル傘プログラム。貸出場所は吉祥寺の街に複数個所点在しており、吉祥寺の街を利用される方は自由に利用・返却ができる街全体のプログラムです。

 ※JR吉祥寺駅や藤村女子中学・高等学校の方々など、多くの方にご協力いただきました!


———これまで数々の地域活性化プロジェクトを立ち上げてこられました。アトレ吉祥寺店はなぜこのような素晴らしい取り組みができるのでしょうか?

向かって左から川村和生様、高梨将克様、倉澤俊哉様、原幸弘様

店長(アトレ吉祥寺店店長:仙場岩夫様)から「面白ことをやろう!新しいことをやっていこう!」という話があり、それを積極的にやってきました。担当として、僕ら自身も面白いと思ってやってきました。アトレは、店舗ごとに店長のカラーがでる企業だと思います。

そんな中、アトレ吉祥寺では街を巻き込んだ様々な取り組みや協力を行ってきました。

———「赤い椅子プロジェクト」や「「吉傘」の取組みを初めてお聞きした時、アトレの利益だけでなく、吉祥寺や武蔵野市という地域全体のことを考えていらっしゃっていて、一企業の枠を超えて、他の企業や商店を巻き込む姿勢に感動しました。

「赤い椅子プロジェクト」は街の人が使用していた椅子を集め、ワークショップを開催し街の人々の手で赤色に塗り、自由に座れる椅子としてアトレ吉祥寺館内に配置しました。

「吉傘」は不用なビニール傘を再利用し、無料で貸出する吉祥寺のレンタル傘プログラムです。「雨の日でも街を回遊してもらう事」と「資源の再利用」が目的です。

これらはアトレの本業とは少し違う取組みですが、僕らは吉祥寺の街で営業させてもらえるということに感謝の気持ちを常に持ちながら、街に還元するためにプロジェクトに取り組んできました。

そしてこういった取り組みに賛同してくれる人たちが多くなればもっと街が活性化できるんじゃないかと思っています。

———お客様や街の人たちから反響はありましたか?

開始当初から好評で多くの方にご利用いただきました。

時にはお客様がご厚意で「うちの傘を是非使ってくれ」みたいな形で持って来てくれたりもしました。

また傘のペイントイベントを開催したり、地域の学校で授業としても取り入れたりもされました。以前、美術部の生徒が傘を30本くらい作ってくれたんですけど、とても楽しい傘を作ってくれました。

———プロジェクトを進めていくうえで難しかったことや課題に感じることはありましたか?

吉傘は街の人と連携した取組みになってよかったんですが、使ったら返却されると思っていた傘が返ってこなかったんです。人気だったという証拠でもあるんですが(苦笑)。

そうなると、傘が循環しないから、常に傘を作り続けるという状態になってしまい、負担が増えていって大変でした。うちは傘屋なんじゃないか・・・と思うくらい傘を作り続けたときもありましたね(苦笑)

そうなると、「これって(売上に直結しないのに)なんでこんなに労力使うの」っていう空気感もでてきて、そういうところからうまく回らなくなってきました。

だから本当はそんな労力がかからず、ただあるものを回していくというような仕組みができればよかったなあと思います。運営方法にそこのもう一アイディアあればよかったなと思います。

また、こういった取り組みを社内外にまだまだ伝えきれていない部分もありました。

最初は、アトレが全面に出なくていいという形でずっとやってたんですよ。裏方に徹していたというか・・・。

しかしそれだと浸透していかないとも感じました。。だから今はもう全面的にやってるんだって言ってます。

社会課題解決型の取り組みを継続していくためには、担当者だけでなく、多くの社員にしっかり伝えて、理解してもらわないといけないっていうことをすごく感じました。

こういう取り組みを自分ごととして捉えていかないと、続けるのはなかなか難しいのかもしれないですね。

———アトレ吉祥寺店だけでなく、他の企業や商店と一緒に取り組んでいらっしゃいました。いわゆる“ライバル関係”でもある方たちと共存できるのはすごい事だと思います。こういった取り組みで大切にしている価値観や基準があれば教えてください。

これは先輩方がいつもおっしゃっていることなのですが、今の時代、競合だからって全くやりとりもしないで、自分だけが売り上げをあげればいいという話ではない。

そうじゃなくて街全体で一緒になってイベントをやるなど、街全体の魅力みたいなところを上げないといけないと思います。

結局一人勝ちしか考えていないとそもそも街に人が来ない。

吉祥寺という街はそのことをわかっている方が多いし、すごく大切な事だと思います。

うちの仙場店長は、いろんな館の館長や店長とすごくコミュニケーションをとっていて、それが僕らにも伝わってきています。だから僕らも街の人や他の館の人たちと飲みに行ったりするというのも結構あります。

その場で「アトレ、こんなこと考えてるから一緒にどうですか?」みたいなことをちょこちょこ提案してみたり。

すると、それを面白い!って言ってくれたり、それを批判するんじゃなくて一緒にやりましょうみたいな人たちがいて。

それでいろんな仕掛けをやってきたし、アトレがなんかまた面白いこと考えてる!みたいなのが仙場店長やその前の時代から脈々と続いているのだと思います。

まあそのノミニケーションというのは一時期いろいろ言われましたけど(笑)、吉祥寺の街はそれがすごく続いていて、それがいい形の連携になっていると思います。

———他の店舗でも吉祥寺店と同じように地域や社会に繋がるプロジェクトをやろうと思ったとき、どんなことに気を付ければいいでしょうか?難しさや注力すべきことを教えてください。

吉祥寺の取り組みが他の館で合うのかっていうのはまた違うと思います。水平展開出来るものもあるとは思うけど全部が全部ハマるとは考えていなくて・・・。

街ごとの色に合わせてその街にあった取り組みがあると思う。だから吉祥寺と同じことをやる必要はないと感じています。

それぞれの地域なりの課題を理解したうえで、その街が好きという思いやどういう風にしたいという考えを大切に取り組んでいければいいと思います。

 “アトレと何かやったら面白いことができる”っていうのが広がれば、そういう人がどんどん集まってくるだろうし、そこに集まった人やコンテンツを僕らがピックアップして、これとこれをやったら面白いなっていうのをやることが街の特徴になったりすればいいんじゃないかって思っています。

他にはない魅力あるコンテンツで、最終的に地域が盛り上がる場所の提供を僕らはやりたいなと思っています。

そこで儲けようという気持ちじゃくてね。

———今後のアトレ吉祥寺店の取組みもとても楽しみです!

思いを持ってちゃんと仕事と向き合うことが大事だと思います。人が変われば当然考え方も変わるし、利益最優先で考えれば、吉傘のようなめんどくさい事やるなって話になるかもしれない。

それでも僕らは面白いこととか誰かのためになることをやり続けると思います。

多分みんな街が好きなんですよね。吉祥寺が好きだからこそ、こういう風にしたいとか出てくるんじゃないかなって思っています。

また、吉祥寺愛が商店街の人たちからも感じます。

一度ここで働くと、アトレの他店に異動したとしても、吉祥寺のためなどできることがあれば力になりたいと考える人が多いと思います。

———編集後記

インタビューをしていて、アトレ吉祥寺店の方たちは、自店の利益だけでなく吉祥寺という街がどう活性化していくかを真剣に考えているというのが伝わってきました。街全体のために、未来の吉祥寺のために、という視点で、競争ではなく協奏している姿はまさにSDGsな取り組みですし、これからの企業の在り方を体現していました。

企業なので担当者が変わることや異動があることは必然ですが、人が変わってもアトレ吉祥寺店に脈々と続く文化や理念はこれからも引き継がれていることと思います。

後編では、アトレ吉祥地店や地域の方が一緒になって月1回開催される「コミュニティスタンド」というプロジェクトについて、地域の方も交えてインタビューしていきます。

お楽しみに!

(続く)


株式会社アトレ
本社所在地:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4丁目1番18号 恵比寿ネオナート6F
URL:https://www.atre.co.jp

アトレ吉祥寺のCSR活動
https://www.atre.co.jp/store/kichijoji/special/65557/

 

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