作家名鈴鹿典子
鈴鹿典子さんのプロフィール
出身地:大阪府
お世話になりつづけている大学病院の院内学級の生徒や卒業生の方の作品に影響を受け、私も「書く」ことをはじめました。脚や手、肺などに主に障がいをもっています。目や血液にも病気があり、調子をみながらの作品づくりですが、自分らしく、見ていただける方と手をつなぎながら活動していければ……、と思っています。パラリンアーティストの方に限らず、私の作品に絵や押し花などを添えてくださる方とコラボレーションしてみたい気持ちもあります。身の程知らずとわかりながらも、できるうちに「病院内のショップの店名を書いてみたい」という思いも……。これまでには、動画の題字等を書かせていただきました。(作品をタップまたはクリックしていただくと、作品全体をご覧いただけます。ちなみに、大学病院で術後以降のリハビリテーションも兼ねて制作した作品も含んでいます)
〈2022年5月5日追記/ご協力のおかげでほぼ修復ができました〉移動時も含め、作品管理はしていたつもりなのですが、見た目ではわからない先天性障がいをもつ作者の家族員(こども時代から同居)が、症状によって、第1作(「夢」)と第2作(「菓子」)を丸めてしわをつくってしまったために、全力で修復を試みています。まだしわの残る状態で失礼ながら、お貸しさせていただくことはできます。支えてくださる方々のお声かけもあって仕上げた書ですので、アーティストとして正しい判断かはわかりかねますが、作品は残させていただくことにしました。
まだ作者や周囲の者も気持ちの整理がつかない状況ではありますが、今後は、医療ならびに福祉の現場とつながりのある専門家の方のアドバイスも受けながら作品管理に努めていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。なお、見た目ではわからない先天性障がいをもつ方が家族等の所有物を適切に扱うことが難しい可能性があるのでは決してなく、あくまで「作者の家族“個人”におきている症状」ですので、この追記によって誤解がおきないことを心より願っております。
追記の文章は、納得のいく修復ができた時点で削除させていただきます。(2022/5/5)
※ご協力のおかげでほぼ作品の修復はできましたが、修復作業に時間がかかってしまったことにより、ご寄付を受けての「Japan Expo(in パリ)」への出展は見送ることになりました。とはいえ、これからも書を通して海外の方ともつながりをもてる機会を大切にしながら歩んでいければ……、思っています。(2022/6/8)