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作品名
わたしの色と あなたの色は ちがっても……
言葉、そしてデザインも、院内学級の生徒や卒業生の方、それから同じ病院や別の病院で闘病してきたこどもたちやご家族などに大きく影響されて完成した作品です。
例えば、言葉に添えてある丸い粒のピンク色は、「産まれる前にいた子宮の色と同じピンクは患者がもっとも安心できるといわれている色で、だから緩和ケアチームのスタッフは、よくピンク色のカーディガンを羽織っているんだよ」と教えてくださった医師や看護師の方との思い出と、患者の安心感への思いがこもっています。
オレンジ色は、進行性の希少難病で小学生の頃から20代後半まで闘病していた女性の好きだった色で、ゴールドにも近い色味を選んで、小児がんのシンボルマークであるゴールドリボンへの思いもこめました。
グリーンは、臓器移植のシンボルマークであるグリーンリボンを、赤はHIV/エイズのシンボルマークであるレッドリボンを表現しています。
また、ブルー系の色は、3歳の時にきょうだいをなくした女の子とご家族の思いを聞いて空色にしました。
それらにそっと、自分自身の乗ることになった車いすのフレームの紫色を、支えてくれた人たちへの感謝をこめて加えました。
「わたしの色と あなたの色は ちがっても」につづく言葉は、それぞれに、その時々で考えていただければ嬉しいです。
作家名鈴鹿典子
お世話になりつづけている大学病院の院内学級の生徒や卒業生の方の作品に影響を受け、私も「書く」ことをはじめました。脚や手、肺などに主に障がいをもっています。目や血液にも病気があり、調子をみながらの作...
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