それぞれの夢、みんなで大切に……

例えば、病気にならなければ思いつかないような、「明日を迎えたい」とか、「好きなものが食べたい」とかいうのも素敵で大切な夢だと思っています。「カフェを開きたい」「好きなミュージシャンのライブが見たい」「大切な人と心地よい時間が過ごしたい」「定年退職したら大学にいってみたい」……。様々な人のそれぞれの夢を応援したり、ほんの少しできることで手伝ったりできる社会になればいいなぁ、と思って書きました。ちなみに、私にも手伝ってくれる人がいて、大好きなX JAPANやメンバーの方々のソロなどのライブや、いろいろないきたい場所に、車いすユーザーになって以降もいけるようになりました。そんなことも思い出しながら仕上げた作品。見てくださる方にも、今の夢だけでなく、「夢を抱いた日のこと」や「幼い頃にみた夢」、「友達の夢」なども思い出してもらえると嬉しいです。

作家名鈴鹿典子

お世話になりつづけている大学病院の院内学級の生徒や卒業生の方の作品に影響を受け、私も「書く」ことをはじめました。脚や手、肺などに主に障がいをもっています。目や血液にも病気があり、調子をみながらの作...

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