AFT2018 “MIRAI”のアートカー、「領域を超え、多様な表現者にひらかれた未来社会」を目指し、公募作品から1名のアーティストが決定!
2018年01月09日
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アートフェア東京2018のアートカー企画は、
「領域を超え、多様な表現者にひらかれた未来社会」を目指し、公募による作品を募集。
「一般社団法人 障がい者自立推進機構」登録の630名を超える作家の作品と
新たな公募作品の中から5名の作品をノミネートし、2017年12月に最終選考を実施、
3月のアートフェア東京で展示するアートカーのための1名のアーティストの作品を決定しました。
パラリンアート登録アーティスト:浅野春香(Haruka Asano)
1985年仙台市に産まれる。20歳の時に統合失調症を発症。29歳から本格的に作品の制作を開始。
2016年「第2回Art to You! 東北障がい者芸術公募展(せんだいメディアテーク)」大賞受賞。
2017年「プランツ・プラネッツ展(はじまりの美術館)」。
現在も闘病を続けながら作品を制作している。
「今回、選ばれた作品は、キャンバスではなく米袋をハサミと手で切り、その時に残ったシワを題材にして描かれたものです。
一見すると抽象画に見える本作品は、カラフルで、強烈な線のリズムと色彩の配分に特徴があり、特異で圧倒的な創造性が感じられます。
この作品は、どの部分を切り取ってみても、印象深く、アートカーとして立体的に再構成されることで、ここにしかないユニークな一台として注目を集めるでしょう。」(選考時コメントより)
AFT2018 ロビーギャラリーで展示
今回決定した作品が、トヨタ自動車株式会社の水素でつくった電気で走る燃料電池自動車”MIRAI”を覆い、AFT2018アートカーとして、東京国際フォーラムの無料入場エリア、ロビーギャラリーで多くの来場者に向けて展示されます。
パラリンアートは、今後もアート東京と協力関係を構築し、ジャンルや枠組みなどの領域を超え、多様な表現者や若手アーティストの育成を支援し、芸術文化の振興及び、日本のアートシーンの発展に寄与してまいります。
主催 :一般社団法人 アート東京
協力 :トヨタ自動車株式会社
企画協力 :一般社団法人 障がい者自立推進機構 パラリンアート運営事務局
審査員 :
秋元雄史(東京藝術大学大学美術館 館長・教授/金沢21世紀美術館 特任館長)
來住尚彦(一般社団法人 アート東京 代表理事/アートフェア東京 エグゼクティブ プロデューサー)
山本豊津(東京画廊+BTAP代表/アートフェア東京 シニア・アドバイザー)
写真上)浅野春香(Haruka Asano)シワの絵 2017年 米袋 97×87cm
写真下)12月に行われた最終選考会の様子
原画をお送りいただいたアーティストの皆さまへ
3月中旬を目処に原画の返却を行います。ご了承のほどお願い致します。