心の花火は消えない

制作年月日・2021年5月30日(日)　21時40分
使用画材・アクリル絵の具、アルシュ水彩紙細目

花火大会での浴衣の恋人同士と、大きく空に打ちあがる花火を描きました。

花火は、何色でどこに配置するかを考えるのが難しかったです。
爆発した瞬間と、その後で垂れ下がる様子を描き分けました。

浴衣の柄は普段馴染みがない分、手間取りました。
特に女性の浴衣の色がなかなか決まらず、いくつかの案を出し、近親者にアンケートをとっていきました。
その結果、絵全体のバランスを鑑みて、白地の浴衣でいく事に決めました。
その事から本作は、沢山の人々との共同制作でもあります。

海に映りこむ花火の光、向こう岸のポツポツとした小さな光、夜空の紫から紺、黒へと繋がるグラデーション等、細かい所も丹念に描いた為、注目して頂けたら幸いです。

本物の花火は一瞬で消えてしまうけど、心に宿る、花火のように熱く燃え上がるこの気持ちは、きっと消えない。いや、消してはいけない。
そんなメッセージを込めて、このタイトルと致しました。

作家名田村健

1996年生まれ。小学３年生の時に「アスペルガー症候群」と診断されました。絵は3歳の時から描き続けており、障害上辛い経験や劣等感が多い中で、「絵」だけが唯一の誇りであり、生きがいでした。将来は絵の仕...

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