【悪用厳禁】嘘の退職理由おすすめ8選!円満退職できる退職理由とは?
仕事は恋愛で例えられることが多いですが、恋愛が付き合うときよりも別れるときの方が苦労しやすいのと同様、仕事も退職するときの方が何かと苦労が多いです。
退職理由によっては引き止めにあったり、話がこじれてスムーズに辞められなくなったり、さまざまなトラブルが起きる場合があります。
この記事では、そんなトラブルを避けつつ円満に退職するための嘘の退職理由をご紹介します。
仕事を辞めることは決まっているけど、退職理由に困っているという方はぜひ参考にしてください。
退職理由で嘘をつく前に知っておきたいこと
おすすめな嘘の退職理由
退職理由で嘘をつくときの注意点
本当の退職理由を伝えたくない人
初めての退職で伝え方に困っている人
円満退職をしたい人
目次
退職理由で嘘をつく前に
嘘の退職理由についてご紹介する前に、知っておくべきことについて説明していきます。
嘘の退職理由を使う前に、一度読んでおいてください。
退職理由で嘘をつくべきではない
まず前提として、嘘をつかずに辞められるのであれば、それに越したことはないでしょう。
退職理由で嘘をつくのは、もちろん良いことではありません。
しかし、「嘘も方便」と言いますが、やむを得ない場合は嘘をつくことも検討するべきです。
【嘘の退職理由を伝えた方が良い例】
- 上司が高圧的で本当の理由を説明しても伝わらない
- どうしても本当の理由を言いたくない
- 退職理由で揉めるくらいなら、嘘で円満に退職して時間を有効に使いたい
ただし、やむを得ない理由がない場合は、本当の退職理由を誠意を持って説明する方が良いでしょう。
社会は意外と狭いものなので、誠意を持って対応すればどこかでプラスの影響が及ぶ場合があります。
退職理由を無理に言う必要なない
法律で定められている退職に関する条件は以下の通りなので、労働者側に退職理由を説明する義務はありません。
・雇用期間に定めがない労働者(正社員など)
雇用期間に定めがない労働者は、2週間前までに申し出れば退職可能です(民法627条1項)
・雇用期間に定めがある労働者(契約社員など)
雇用期間に定めがある労働者は、原則として契約期間満了までは退職することができません。
しかし、病気・ケガで勤務できなくなるなど、やむを得ない事情がある場合には直ちに契約を解除できます(民法第628条)
※ただし、就業規則に規定がある場合は、原則そちらに従います。
つまり、退職理由を聞かれるのは、本質的に退職を申し入れられた人(上司や人事部の担当者)が他の人に説明するためでしかありません。
したがって、「一身上の都合」という曖昧な理由を突き通しても、会社を辞めることも可能です。
約4割の人は本当の退職理由を伝えていない
実際のところ、退職経験者の約4割が本当の退職理由を伝えなかったという調査があります。
本当の退職理由を伝えなかった理由として多いのは以下の3つです。
【本当の退職理由を伝えなかった理由】
- 1位:円満退社したかったから
- 2位:話しても理解してもらえないと思ったから
- 3位:言う必要がないと思ったから
波風を立てずに退職することを優先して、本当の退職理由を伝えない人は実際のところ多いようです。
円満退職できる嘘の退職理由おすすめ8選
ここからは、円満退職できるおすすめの退職理由を理由別で8つご紹介します。
会社側からすると、社員が辞めることは損失です。
今までかけてきた採用や教育のコストが無駄になってしまうので、辞められるよりはなんとか自社に残って働いて欲しいという思いがあります。
その思いを断ち切ってもらうためにも、「この会社に残ってもらうことはできないな」と相手に理解させることが大切です。
これらの退職理由を、ご自分の状況に応じて使ってみてください。
夢を追いかける編
①将来のキャリアを考えて他社で自分の実力を試したい
他の会社に転職することが目的なので、言われた側が引き止めにくい退職理由です。
前向きな理由なので応援もされやすいでしょう。
ただし、競合他社に転職するというと探りを入れられやすいので、今の会社とは別の業界や業種を伝えるのが無難です。
②かねてから挑戦したかった〇〇業界へ転職したい
たいていの会社は他業界の仕事を提供するのが難しいので、引き止めにくい退職理由です。
今は転職することがかなり一般的になっているので、理解もされやすいでしょう。
しかし、これを嘘の退職理由とするよりは、転職先を決めた上で本当の退職理由として伝える方がより効果的です。
③留学 or 進学したい
留学や進学には数ヶ月〜数年間のまとまった時間が必要なので、理解されやすい退職理由です。
無職で収入がなくなることを心配されると思いますが、十分な貯金と覚悟があることを示して、引き止めはキッパリと断ることが大切です。
家庭環境の変化編
④結婚相手の転勤によって遠方に引っ越す
寿退社という言葉があるように、結婚を機に退職をする人は一定数います。
ただ、結婚だけが退職理由であれば「パートや時短勤務ではどうか?」と引き止められ兼ねません。
結婚相手の転勤ということであれば、やむを得ないと思って受け入れてもらいやすいでしょう。
⑤家族の看病で実家の近くに引っ越し、時間確保も兼ねて転職する
家族の看病にはまとまった時間と緊急時の対応が必要なので、理解されやすい退職理由です。
ただし、「転勤や時短勤務でなんとかできないか?」と引き止められることがあるので、時間確保という理由もつけて看病にしっかりと時間が必要なことを伝えましょう。
⑥家族の介護のため、まとまった時間をつくりたい
介護は社会問題になっているので、受け入れられやすい退職理由です。
実家と会社との距離が遠いと嘘がバレることはほとんどありませんが、実家と会社との距離が近いとウワサなどで後々バレることもあります。
「両親と買い物に出かけた時に誰かにバレることがない」くらいの距離感の時に使いたい退職理由です。
⑦家業を継ぐために退職したい
家族が事業を営んでいると、事業承継は切っても切り離せない問題です。
本当に家業がある家柄であれば、普段から飲み会の席などで「ゆくゆくは家業を継ぐ可能性がある」と言っておくと、理解を得られやすい退職理由です。
もしも引き止められた場合は、「早く仕事に慣れる必要あるから早急に辞めたい」と言って理解してもらいましょう。
体調不良編
⑧自身の健康状態が悪化した
病気などで自分の健康状態が悪化したという退職理由です。
近年うつ病に対する理解が進んでいることもあり、精神的な病気を理由にすると理解を得やすいでしょう。
ただし、「休職してはどうか?」と引き止められることがあるので、会社に迷惑をかけたくないと言ってキッパリ断りましょう。
嘘の退職理由で円満退職するためには「ある程度は本当の嘘を伝える」ようにしましょう。
例えば、「給料への不満」が理由で辞めるとして、それをそのまま会社に伝えると誰かを傷つける可能性があります。しかし、業界平均で給料アップが見込めるIT業界へ転職するため「かねてから挑戦したかったIT業界へ転職したい」と伝えるとどうでしょうか?
ポジティブな変換をすることで、誰も傷つけない退職理由になっています。
このようにある程度は本当の嘘を伝え、円満退職に繋げましょう。
退職理由で嘘をつくときの注意点
最後に、退職理由で嘘をつくときの注意点について説明します。
自分や身の回りの誰かを傷つけるような事態にならないよう、うまく嘘をつくことが大切です。
トラブルの可能性がある嘘はつかない
いくら辞めやすいからといって、後々トラブルになる可能性がある嘘はつくべきではありません。
例えば、地元企業に就職している人が、その会社を親の介護を理由に辞めたらどうなるでしょうか?
もし親と普通に買い物している姿を元上司に見られたら、トラブルになることもあり得ます。
仕事を辞めたあとでトラブルが起きても直接的な害はありませんが、家族や元同僚を傷つけてしまう恐れがあります。
何より、嘘をついたという自責の念を呼び起こすような目にあうのは、自分の人生にとってもマイナスです。
嘘をつく場合は、できるだけトラブルにならないような退職理由を使いましょう。
誰かを傷つける可能性がある嘘はつかない
上司や同僚との人間関係、給料や待遇への不満など、誰かを傷つける可能性がある嘘は避けるべきです。
このような理由を伝えて残るマイナスの感情は、あらゆるトラブルを招きかねません。
短期的には損害賠償や嫌がらせなどのトラブル、長期的には業界で悪いウワサが回って働きにくくなるなどが考えられます。
「立つ鳥、跡を濁さず」ということわざがありますが、自分が立ち去る会社なので、引き際はあくまで潔くすることを心がけましょう。
同僚にも嘘をつく必要がある
同僚だけには本当のことを言いたい気持ちもあると思いますが、嘘をついて退職する場合は同僚にも嘘をつくべきです。
会社が組織である以上、同僚に本当のことを言ってしまうと、何らかの形でそれが上司に伝わる可能性があります。
少なくとも辞めてほとぼりが冷めるまでは、トラブルを防ぐために社内の人全員に対して嘘を突き通すべきでしょう。
嘘に自分が苦しむ場合がある
もしも、自分の中で『正直でありたい気持ち』が強ければ、嘘をつかずに正直に伝える方が良いこともあります。
退職理由で嘘をつくと、退職後の自分の心の中には『嘘をついた事実』が残ります。
『正直でありたい気持ち』と『嘘をついた事実』の矛盾があると、それが不快感や不安となって自分の心を苦しめることもあります。
そして、生じた不快感や不安を消そうとして、どちらかを正当化したり、つじつまを合わせたりして乗り越えることになります。
このような、心の動きは認知的不協和理論として一般的に知られています。
会社の飲み会があると「上司の対応が悪い」「会社の制度が悪い」というような愚痴祭りになることがありますが、これも自分に対する期待と現実との差という認知的不協和の解消と捉えることができます。
会社の愚痴であれば自分の頑張り次第で認知的不協和が起きないようにできますが、退職理由で嘘をつくと『嘘をついた事実』は消えないので認知的不協和が起きやすいです。
だからこそ、「円満退社したい」「話しても理解してもらえない」という認識をすることで、『嘘をついた事実』を正当化することになるでしょう。
このような心の動きに苦しみを覚えるようであれば、退職理由で嘘をつくことはおすすめできません。
退職理由は嘘も方便!後悔ない退職を!
この記事では、円満に退職するための嘘の退職理由をご紹介してきました。
退職する機会は人生の中でそう多くないだけに、後悔のない退職をすることが大切でしょう。
退職時に約4割の人は本当の退職理由を伝えておらず、伝えなかった理由として「円満退社したかったから」「話しても理解してもらえないと思ったから」という意見が多く挙げられています。
「嘘も方便」と言いますが、やむを得ない場合は嘘をつくことも検討するべきでしょう。
ただし、『正直でありたい気持ち』と『嘘をついた事実』の矛盾に苦しむこともあるでしょう。身の回りの誰かを傷つける可能性がある嘘をつくと逆にトラブルが起きることもあるでしょう。
このような前提を受け入れられない方には、退職理由で嘘をつくことはおすすめできません。
以上のことを考慮して、後悔のない退職をしていただけると筆者として大変嬉しく思います。
仕事を辞めるタイミングについて詳しく知りたい方は、『【損しない!】仕事を辞めるベストなタイミングと注意点をご紹介!』を参考にしてください。